知って得する投資信託のAtoZ


こんにちは。涼しくて過ごしやすい一日でした。
明日からはまた暑さが戻ってくるようですね。


さてはて、今日は「投資信託とは何ぞや?」というテーマでお話しします。
先日の記事で投資信託をお勧めさせていただきました。
投資を始めてみませんか? - キャリームの雑記
今日はその続きになります。


最近、投資信託という言葉はよく耳にされることと思います。
中には実際に買われている方もいるのではないでしょうか。
今回は、

    1. 投資信託、何それ、おいしいの?
    2. 正直よくわからんけど、買ってます

そんな貴方向けのお話となっています。


ずばり、投資信託とは株式や債券のパック詰め商品です。
世の中には株式やら国債やら不動産やら金やら何やらかんやらと、
投資対象となる金融商品が目白押しです。
ど素人がそれをいちいちチェックして売買して…となると、
なかなか負担になるというのが現実なのではないでしょうか*1
その部分でのハードルを下げてくれるのが投資信託です。

投資信託では、売買する銘柄は運用のプロが選定します。
私たち投資家は、証券会社等を通じてお金をファンドに預けて、
そのお金を利用してファンドで運用してもらうことになります。
そして、そこで出た収益を投資家で分配するという流れです。


「え、じゃあ、私たちは、何を選ぶの?」
そんな疑問も出てくるかもしれません。
私たちは、「どのような分野に投資してもらうのか?」を決めます。
そう、例えば、日本の株式であったり、海外の債券であったり。
たいていは、複数種類を組み合わせて購入することになります。
この際に、株式に〜%で債券に〜%という比率を決めることを、
アセットアロケーションと呼びます。


アセットアロケーションを行った後に、個別の投資信託の選定を行います。
国内株式*2を選択した場合、
それに該当するファンドはそれこそ膨大な数が存在します。
※某ネット証券で国内株式を検索したところ220件も該当しました

この中から、手数料・実績等を検討しつつ購入するファンドを決めます。*3


では、投資信託のメリットはどこにあるのでしょうか。

  1. 一度購入する銘柄を決めたら、原則同じ資産クラス*4の銘柄を選ぶ必要がない=ほったらかしにする
  2. パック詰め商品のため、ある日いきなり値下がりすることはない*5
  3. 投資に対する正しいスタンスを身につけることができる

以上のようなところではないでしょうか。
基本的に投資信託は一度買ったら定期的に同じ銘柄を買い増していきます。
この点は、次回以降で詳述しますが、購入コストを下げることにつながります。
そのため、中長期的に保有することになり、値動きを楽しめるようになります。
帰宅したら「今日はどうかなー♪」とチェックするのが日課になるでしょう。


私論になりますが、このことは投資というものに向き合う上で、大事なポイントです。
値動きに一喜一憂するのは決して悪いことだとは思いませんが、
その一喜一憂が売買という形で行動に現れることが多々見受けられます。

「お、値上がりした!もう少し買っておこう」
「あぁ、値下がりした…これ以上損したくないから売ろう」

そんなんじゃ、ダメなんです!
安く買って、高く売る
これが売買の鉄則になります。
にも関わらず、一喜一憂で流されるとその逆をやってしまいます。
確かに値下がりし始めると怖いですよね。さらに値下がりするんじゃないかって。
でも、その感情こそが罠であり、投資の最大の敵なんです。
値下がりした時に買い増すことで、通算での購入コストを下げることができます。


だからこそ、投資信託という商品は、うってつけなんです。
中長期的に買い増すという前提のもとで購入することで、
最初はドキドキするものの、じきに値動きをチェックするのが楽しくなります。
値下がりしたのを見て買い増せるようになったら、もう一人前です。


そんなわけで、今日のまとめです。

  1. 投資信託とは、株式や債券等のパック詰め商品
  2. 投資信託を購入する上で、個人投資家の仕事はアセットアロケーション
  3. 安く買って、高く売る!値下がりは買い増すチャンス!


次回は、投資信託の種類をさらに細かく見ていくとしましょう。
投資信託はインデックス型とアクティブ型の2種類に大別できます。
それぞれについて説明した後、メリット・デメリットに言及します。


それでは、次回をお楽しみにー!

*1:もちろん、それはそれで楽しいと思いますが

*2:日本の上場企業が中心となります

*3:ファンドの選定方法のポイントについてはまた後日詳細にお話しします

*4:国内株式や海外債券といった分類を資産クラスと呼びます

*5:もちろんケースバイケースですが…